津波の話
2014年01月21日
ボクのように自分は内陸部だから津波は大丈夫と思っていた方は最後まで読んで下さい!宮城へ伺った際に震災の記憶を語り継ぐ「語り部タクシー」を利用させていただきました
案内された名取市閖上(ゆりあげ)地区
見渡す限りの更地に、ここは田んぼが広がっていたのかと思いましたが・・・、
住宅街だったそうです・・・。
上が津波前の航空写真、下が津波後です。
基礎のみとなった家々に向かい合掌。亡くなられた方々のご冥福をお祈りしました。
続いて案内されました仙台市荒浜区
運転手さんが奥さんとデートに来たという思い出の海水浴場駐車場は、
海になっていました。
ちゃーりーくんが紹介していた屋根の上に別の家の屋根が載った家は震災遺構として保存が検討されているそうです。
沿岸部での津波の怖さは想像以上でした。
続いて、想像していなかった内陸部なのに津波で命を落としかけた話をご紹介します。
「被災農家に学ぶ」でお話を伺った農家さんの中に海から60km内陸で牛を肥育されている方がいました。
2008年の岩手・宮城内陸地震で断水した際に牛へあげる水の確保に大変苦労されたそうで、3.11東日本大震災の地震発生直後に断水を確認すると、すぐに川へ水を汲みに向かったそうです。
川の水位がいつもより低くて水を吸い上げる吸管を投入するのに川の真ん中まで入りました。
水を汲むのに懸命で気が付いたら胸まで水位が上がっていたそうです。
川を遡上してきた津波に襲われていたのです。
水位が下がっていたのも津波の前兆でした。
ワタクシ海から離れた地域に住んでいますが、将来川遊びをしている時に地震が来るかもしれません。
この話を聞いてなかったら建物倒壊に巻き込まれないと考え、河川敷へ避難していたかもしれません。
内陸部でも津波は来ます!
Posted by いしかわ製茶 石川龍樹
│コメント(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。